新型コロナウイルスの世界的流行で幕を開けた2020年。ひとつの感染症が社会の文化や構造を変化させてしまう事態にまで進展してしまいました。法人でも感染を防ぐための予防策を講じており、そのために面会や行事を中止するなど、日々当たり前に行ってきたことを制限しており、皆様には相当のご迷惑をお掛けしたことと思います。また、直接会えない状況でも利用者様の生活をお伝えするために、Web面会やオンラインでの配信などに対応するなど、新たな取組にもチャレンジしております。そして、未だ法人内で感染が発生していない事は、ひとえに皆様のご協力の賜物と感謝いたしております。
年が明けた令和3年(2021年)の丑年は「芽生えに備えた充実の年」として、感染を退け、感染に配慮した、新たな社会の始まりを暗示しています。しかし、感染の流行はまだまだ治まる気配がなく、まだしばらく付き合っていかなければならないようです。職員は日々、利用者様の生活と健康を守るために感染の盾となって働いておりますが、防戦一方の対応に限界も見えてきております。社会に入り込んだ感染症は職員だけでは減らすことが出来ません。まさにひとり一人の行動が感染撃退の決め手となります。
皆様におかれましては、良いお正月を過ごされますこと、心より祈念申し上げます。そして、本年も利用者様の安心安全で健康的な生活を守り、支援するために、職員一同一丸となって邁進してまいります。昨年に引き続き、本年も皆様の暖かいご支援ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
【2021年 1月 1日 社会福祉法人美木多園 理事長 西尾 正敏】